駆除Info | 屋根裏にいるイタチを駆除したい!追い出す方法を解説 イタチ

屋根裏にいるイタチを駆除したい!追い出す方法を解説

「夜中になると屋根裏から鳴き声がする」

「天井にシミができたけど、害獣のフンが原因?」

そんな違和感を覚えたら、屋根裏にイタチがいるかもしれません。

イタチは家屋を糞尿で汚したり、人間に感染症やノミ・ダニを移す可能性があります。そのため、見つけ次第駆除しなくてはなりません。

当記事では、屋根裏にいるイタチを追い出す方法を解説します。駆除に使えるグッズについても説明するので、ぜひ最後までお読みください。

イタチを追い出す方法

天井裏に住み着いたイタチを追い出すには、以下の3つの方法があります。

●イタチの嫌う臭いを使う

●光で追い払う

●超音波を使って追い出す

それぞれ詳しく解説します。

臭いを使った駆除

イタチはとても鋭い嗅覚を持っているので、臭いを利用した駆除が有効です。イタチが嫌がる匂いは以下の通りです。

  • 木酢液
  • 石油
  • 漂白剤
  • ニンニク
  • トウガラシ

どれも家の冷蔵庫にあるか、ホームセンターやスーパーマーケットで手軽に購入できる物です。使い方も簡単で、古い布や新聞紙に液体を染み込ませたり、容器に入れたりして屋根裏に設置してください。また、設置するだけでなく液体をスプレーボトルに入れておけば、スプレータイプの忌避剤代わりに使用できます。

注意点は臭いが薄れやすいところです。定期的に設置箇所を確認し、臭いが薄くなったら、新しい物と交換する必要があります。なお、木酢液を使用する場合は薄めて使用してください。

光を使った駆除

天井裏に住み着いたイタチを追い出すには、光も効果的です。

夜行性のイタチは明るい場所や光が苦手です。昼間は屋根裏に作った暗い巣で過ごし、夕方以降に活動します。そのため、急にライトで照らしだされると驚き逃げていくことがあります。

イタチ撃退用のライトには様々な種類があります。それぞれに特徴が異なるので、ご自身の好みや状況によって使用するライトを選びましょう。

撃退用ライトを選ぶ際、白熱灯と蛍光灯は避けた方が無難です。なぜなら、白熱灯と蛍光灯は紫外線の量が多く蛾やカメムシなどを引きつけやすいからです。さらに、白熱灯も蛍光灯も点灯させたままだと発熱し火事を引き起こす恐れがあります。

一方、LED電球は虫を誘引しにくく、着火しません。電気代の節約もできます。

音を使った駆除

音を使ってイタチを追い出すのも効果的です。

イタチは人間よりも可聴域が広く、超音波を聞き取れます。人間の可聴域は20Hz〜20,000Hzですが、イタチは16Hz~44,000Hzです。

しかし、イタチはずば抜けて聴覚が敏感な動物ではないので、音だけでの駆除は不可能です。強いて言えば、大きな音や超音波は苦手ですが環境に慣れやすいため効果があるのは最初のうちだけでしょう。

害獣対策用の超音波アプリや超音波発生機器は人間の可聴域外の音を出し、イタチなどの害獣を家の中から追い出します。人間には聞こえないので近所迷惑になりませんが、犬や猫などのペットに悪影響を及ぼしてしまいます。もし音を使って駆除したい場合は、臭いや光など他の方法と平行してください。

イタチ駆除に使えるグッズ

天井裏のイタチを駆除するのに効果的なグッズを紹介します。

忌避剤

忌避剤はタイプごとに違いがあります。使用場所や効果の持続時間によって選びましょう。

スプレータイプ

スプレータイプの忌避剤は持ち運び可能で、簡単に使えるのが特徴です。即効性に優れていますが2~3時間で効果が薄れてしまうので、気になる場所に何度も吹きかけて使います。

顆粒タイプ

顆粒タイプの忌避剤は畑や庭で使用します。イタチに入って欲しくない場所を囲むように撒いて設置します。設置が簡単で、ネットに入れれば吊り下げて使えるのが特徴です。

設置タイプ

設置タイプの忌避剤は屋内でも屋外でも使えます。巣の場所が分かっている場合は巣の近くに、不明ならば屋根裏の真ん中に設置しましょう。効果の持続期間は2~3ヶ月と長めです。

ライト

光でイタチを駆除する際は、屋根裏の巣の近くにライトを設置しましょう。イタチ駆除に使えるライトには、以下の3つがあります。

防獣ライト

防獣ライトは害獣駆除用に作られているので、イタチにも効果的です。害獣が苦手な赤色で光ったり、驚かせるために点滅したりと様々な機能があります。

懐中電灯

懐中電灯はスプレータイプの忌避剤と同じく、手軽さと持ち運び可能な点が特徴的です。イタチが至近距離にいる時に、ライトで照らして驚かします。

イルミネーション

イルミネーションは様々な色で点滅するものがあり、イタチの嫌う光り方をします。ホログラムシートや不要なCDと一緒に屋根裏に設置すると、光が乱反射するのでより効果的です。

燻煙剤

燻煙剤は有効成分を含んだ煙で、屋根裏のイタチを追い出します。イタチに対する殺傷能力がないため、鳥獣管理保護法や死骸の処理を気にする必要はありません。

燻煙剤の特徴は有効な範囲の広さです。屋根裏のどこに巣があるか正確な地点が分からない場合でも使いやすいのです。さらに、即効性があり害虫用の燻煙剤ならダニやノミの殺虫効果も期待できます。

ただし、イタチの子どもがいそうな時は燻煙剤の使用を控えましょう。イタチの親が子を煙から守るために壁の隙間に落としたり、逃げ遅れて死んだりする可能性があります。イタチは4〜6月に生まれて秋頃に成獣になるので、この時期は他の方法を使って追い出してください。

まとめ

天井裏にいるイタチを追い出すポイントは、以下の通りです。

  • イタチは強い光や臭いが苦手
  • 超音波での駆除は慣れやすいため、おすすめできない
  • 忌避剤やライトには種類ごとに特徴があるので、状況や好みに応じて使い分ける
  • 駆除グッズは組み合わせて使うと効果的

イタチは放置しても屋根裏からいなくなりません。むしろ放置すればするほど被害は拡大し、駆除が大変です。イタチが屋根裏にいると気付いたら、すぐに当記事を参考にイタチ対策をしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました