駆除Info | ネズミが自然にいなくなることはない?追い出すための対策を紹介 ネズミ

ネズミが自然にいなくなることはない?追い出すための対策を紹介

「家にネズミが住み着いているけれど、駆除は面倒だから出て行ってほしい」

「ネズミを自力で捕まえたり殺処分したりするなんて無理!」

そんな悩みを抱えていませんか?

結論から言うと、ネズミが自然に姿を消すことはあります。しかしどれも不確実な方法ですし、ネズミを放置すると被害が大きくなってしまいます。

当記事では、ネズミが家の中から自然にいなくなる条件と、追い出す方法を解説します。ぜひ参考にしてみてください。

ネズミが自然にいなくなる条件とは

エサがなくなった

ネズミは体温を維持するため、1日に体重の3分の1ほどの食料を必要とします。特に冬は気温が低いため、普段より多くのエサを集めなければいけません。もしエサにありつけなければ、ネズミは2〜3日で餓死します。

しかし、雑食性のネズミはなんでも食べてしまうため、全てのエサとなりうる物をなくすのは難しいです。

家ネズミの共通する好物は以下の通りです。

  • 穀物類
  • 種子類
  • ゴキブリなどの虫

ネズミはペットのエサや生ゴミ、石鹸まで食べてしまうので、対策をせずに自然にいなくなる可能性は低いです。

寒さに耐えられなくなった

ネズミは寒さに弱く、10度以下の気温になると動けなくなり死ぬこともあります。ドブネズミは比較的寒さに強いですが、クマネズミとハツカネズミは10度以下での活動は不可能です。

そのため、寒さに耐えられなくなったネズミは暖かい場所を求め、古い巣を離れることが考えられます。

人間の家は一年中暖かい場所です。既にネズミが侵入している場合、外へ出ていくことはありません。むしろ暖かい家に留まって活発に活動をするでしょう。当然ながらネズミの被害も続きます。ネズミ被害は春夏より秋冬の方が多いのです。

天敵が現れた

ネズミには数多くの天敵がいます。猫だけでなく、イタチやヘビ、フクロウも天敵です。

ネズミは警戒心が強いので天敵の気配を察知すると巣から逃げ出しますが、天敵が現れるかどうかは運次第です。

ネズミ対策に猫を飼う方法もありますが、ペットとして飼育されている猫は自分でエサを探す必要がないので、ネズミを狩らない個体も多くいます。

天敵の影響でネズミが消える例はありますが、一時的な避難に過ぎません。ネズミは環境への適応能力が高いので、家に戻ってきてしまいます。

忌避剤でネズミを追い出す方法

死体の処理や殺処分をせず駆除するには、忌避剤でネズミを追い出します。ただしネズミが増えすぎていると、忌避剤の効果は薄れます。

スプレータイプ

巣や通り道、もしくは遭遇したネズミに噴射して使用します。即効性があり、使い方が簡単なのがスプレータイプのメリットですが、持続性がないのが欠点です。

エアコンの配管穴や壁の隙間といった通り道や、ゴミ箱の周りで使うのに適しています。

燻煙タイプ

燻煙タイプの忌避剤は広範囲に効果があり、どこにネズミがいるのか特定できない場合に有効です。狭い場所や高所での使用に適していますが、家具などに薬品が付着するため、使用中はカバーをかけ人間やペットは外へ出る必要があります。

天井裏、床下、倉庫での使用を推奨します。

設置タイプ

設置タイプは猫の臭いやハッカ、カプサイシンなどの臭いでネズミを追い出す忌避剤です。効果の持続性が特徴で、スプレーや設置タイプと違い約2ヶ月の間効果が続きます。風通しの良い場所に置くと、臭いが薄れてしまうので注意しましょう。

おすすめの設置場所は天井裏、倉庫、シンクの下です。

ネズミを寄せ付けない方法

ネズミが自然にいなくなることを期待するより、寄せ付けないために工夫をすることも大切です。

整理整頓を徹底する

ネズミが住み着きやすいのは、散らかっていて不衛生な家です。つまり、整理整頓を徹底するとネズミが自然にいなくなる家を作れます。

ネズミのエサをなくす方法は

  • 食品は密封容器に入れ、冷蔵庫や戸棚にしまう
  • 生ゴミは蓋付きの容器に入れる
  • 害虫対策を施す

などです。

巣の材料をなくすには

  • 布類や紙類の管理を徹底する
  • 不要なものは捨てる
  • 庭掃除をして落ち葉をなくす

を行うと良いでしょう。清潔な家にネズミは発生しません。

侵入経路を塞ぐ

ネズミは小さな隙間から侵入してくるので、侵入経路をひとつ残らず塞ぎましょう。ネズミの種類ごとに使用する侵入口が違います。

ドブネズミ

床下の通気口、排水管、トイレの配管、台所の配管

クマネズミ

壁の割れ目、2階の窓、エアコンの配管穴、換気扇

ハツカネズミ

壁の割れ目、シャッターの隙間、エアコンの配管穴、換気扇

換気扇や大きな穴を塞ぐ際は、ネズミに通り抜けられないように穴の小さなパンチングメタルか金網を使用します。小さな隙間であれば金属たわしを詰めたり、防鼠パテで塞いでしまいましょう。

まとめ

ネズミは自然に姿を消すことはなく、放置すると人体や建物への被害が拡大する可能性があります。今回紹介した方法で追い出せなければ、業者への駆除依頼も検討しましょう。

早期の駆除は費用が安くなるだけでなく、病気のリスクや不快な思いをする時間を減らせます。どんな業者を選んだらいいか分からない方は、当サイトで信頼性の高い業者を見分けるポイントを解説しているので、そちらの記事もぜひ読んでみてください。

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