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どこから入る?ネズミの侵入口になりやすい場所と対策方法

ネズミは非常に頭が良く、学習能力が高い動物です。警戒心が強いため、人前にはなかなか姿を現しません。家の天井裏や床下などに住みつき糞尿をまき散らしたり、騒音で人間を悩ませたり、被害を与えます。ネズミは身体能力にも優れており、ちょっとのすき間があれば建物内に侵入することができます。500円玉程度の隙間があれば侵入することができるので、油断しているとネズミに侵入されてしまい、大変なことになってしまいます。

今回は、ネズミの侵入口になりやすい場所と対策方法についてご紹介します。

ネズミはどのくらいのスペースがあれば侵入できるの?

ネズミは500円玉程度の隙間があれば通ることができます。日本に生息している家に侵入するネズミは3種類で、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミです。

ドブネズミは泳ぎが得意で、クマネズミは木登りが得意です。ハツカネズミは畑などに多く生息しています。クマネズミは電線や木の枝などをつたって天井のすき間から建物内へ侵入することもあるので注意が必要です。ドブネズミは寒さに強いため、床下から侵入する場合が多いです。

「ネズミがいるかもしれない」と感じた場合には、天井と床下のどこかに500円玉くらいのすき間が無いか確認してみましょう。ネズミの侵入経路になっているかもしれません。500円玉程度のすき間が無くても、強靭な顎で自分の通れるくらいの大きさまで削ってしまうので、すき間を見つけたら塞ぐことを心がけましょう。

ネズミの侵入口になる箇所と対策方法 

ネズミの侵入口になりやすい箇所は、屋根、壁の隙間、エアコン、換気扇、床下の隙間、通気口などがあります。

屋根

屋根から侵入することが多いネズミは、木登りが得意なクマネズミと小柄な体型のハツカネズミです。2種類のネズミたちは、木の枝や電線や雨どいなどをつたって屋根まで登ってきます。屋根のすき間から家の中に侵入してくるので注意が必要です。瓦屋根の場合は瓦が割れているとネズミが侵入する原因になるので、定期的な点検をする必要があります。

屋根からの侵入を防ぐために一番効果的な方法は、すき間を塞ぐことです。すき間があるからネズミが侵入するので、まずはすき間が無いかしっかりと確認しましょう。また、家の周囲からネズミが屋根まで登れる物を撤去することも効果的です。木登りが得意なクマネズミも、屋根まで登れなかったら屋根から侵入することはありません。木の枝が屋根の上に覆いかぶさるように伸びていると、ネズミが屋根まで登れるルートができてしまいます。ですので、家の周囲にあるネズミが屋根まで登れる物を撤去するようにしてください。

壁のすき間

家の壁が老朽化で傷んでいると、壁にひびが入っている場合があります。劣化した壁のすき間からネズミが侵入する原因になってしまうので注意してください。壁の内部に住みつき子供を産むと駆除がとても大変です。壁の内部は狭く、糞尿もたまるので異臭の原因にもなります。壁のすき間から侵入したネズミは、強靭な顎で壁を突き破って室内に侵入してくることもあるので気を付けてください。

壁のすき間を見つけたら、すぐに塞ぐようにしましょう。一時的な補修であれば、テープを利用すると簡単に塞ぐことができます。しっかりとした補修作業は、自分でやるのではなく業者に依頼するのをおすすめします。ネズミは学習能力が高いため、同じ場所を何度もかじって穴を開けることもあるからです。壁にすき間を見つけた際は、プロの業者からしっかりと補修してもらいましょう。

エアコン

エアコンもネズミの侵入経路になりやすい箇所です。エアコンの室外機から侵入することが多く、小柄な体型のハツカネズミやクマネズミが侵入します。配管にネズミが入り込むと、エアコンの故障の原因にもなるので注意が必要です。室外機から配管を通って室内まで侵入し、家中の食べ物を食い荒らす被害も出ています。室内に侵入されると、ネズミの糞尿によるアレルギーや感染症などを引き起こす原因にもなります。

エアコンからの侵入を防ぐには、室外機の隙間を塞ぎましょう。室外機はファンの部分や配管が老朽化することで隙間ができることがあります。夏や冬にエアコンを使っている時期であれば、室外機のファンが回転しているためネズミが侵入する確率は低いですが、春や秋などのエアコンを使っていない時期に隙間から侵入される確率が高いです。エアコンを使っていない時期は特に室外機をこまめにチェックしましょう。

換気扇

換気扇もネズミの侵入経路となる可能性が非常に高い箇所です。換気扇は外との距離が近く、簡単にネズミが侵入しやすい所なので、対策をしっかり行う必要があります。換気扇からはクマネズミとハツカネズミが多く侵入してきます。2種類のネズミは、体格も小さく木登りも得意なので要注意です。換気扇からは食べ物の香りもするためネズミが寄り付きやすく、最悪の場合は故障の原因にもなります。

換気扇からのネズミの侵入を防ぐ方法は、隙間をふさぐこと、こまめな掃除の2つです。換気扇は室内の空気を外へ排出するため通気性が良くなっており、ネズミが外から入りやすい作りになっています。換気扇によっては電源を入れるとシャッターが開いてファンが回る仕組みの物もありますが、シャッターがついていない換気扇は注意が必要です。外から金網などを利用してネズミの侵入口を遮断してください。また、こまめな掃除もネズミの侵入を防ぎます。常日頃から換気扇周りを綺麗に掃除しておくことで、食べ物の匂いなどを消すことができるのです。

床下のすき間

床下からもネズミが侵入することがあります。床にある隙間からドブネズミが侵入することがおおくあります。ドブネズミは3種類のネズミの中でも一番体長が大きく、室内へ侵入されると食害や糞尿などの被害も大きいです。警戒心が少なく獰猛な性格をしているため、人間の他にもペットが被害を負うケースもあります。床下からドブネズミが入る時は、家の外周の塀の下部に注意してみましょう。侵入口となりそうな隙間を見つけたらしっかりと補修してください。ドブネズミは、強靭な顎で自分が通れるくらいの穴を開けて床下に侵入します。できれば木材ではなく金網などの強度の強いもので補修すると、ドブネズミの侵入を防ぐことができます。

通気口

通気口は、換気扇と似たような構造ですが少し違います。ファンが付いていないという点です。換気扇はファンがあるおかげで空気を吸い込んで外に排出することができます。通気口は常時空気が通っている状態なため、換気扇よりも簡素な作りです。ネズミにとって通気口は室内への侵入がしやすく、少しの隙間があれば簡単に侵入することができます。

通気口は換気扇と同じく、隙間を塞ぐことが重要です。金網などの強度の強い物で補修をしっかりすることで、侵入を防ぐことができます。

まとめ

ネズミは、建物のさまざまな所から室内へと侵入してきます。それぞれのネズミの特徴によって侵入されやすい箇所がいくつかありますが、侵入を防ぐために共通していることは「隙間を塞ぐこと」です。隙間を塞ぐ際は、金網などの強度の強いものでしっかりと塞ぎましょう。木材やプラスチックだと、強靭な顎で穴を開けられてしまう可能性もあります。また、紹介した箇所をこまめにチェックすることも、侵入を防ぐことにつながります。隙間は無いか、ネズミの居た痕跡は無いのかなど、常日頃から確認することが大切です。

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