駆除Info | イタチの住処はどこ?侵入経路は?イタチの対策方法を紹介 イタチ

イタチの住処はどこ?侵入経路は?イタチの対策方法を紹介

肉食寄りの雑食性動物で、細長い体のイタチ。

今や日本のほぼ全域に生息するイタチは、かつてはネズミ捕りのために利用された益獣であったため、害獣というイメージは薄いかもしれません。

しかしイタチは強烈な悪臭と糞尿のシミで家を汚損し、食料品や生ゴミを食い散らかす害獣です。

本記事では、

●イタチの侵入経路

●住処はどこにあるのか

●どんな対策方法があるのか

の3つを解説します。

イタチの侵入経路は3cm以上の隙間

イタチは3cmほどの隙間であれば難なく通り抜けられる動物です。

身近なものでいうと、ペットボトルの飲み口くらいの大きさです。

イタチの主な侵入経路は以下の通りです。

・通風口、換気扇

・屋根の隙間

・エアコンの配管穴

これらの狭い隙間でも、イタチは住居に侵入します。

通風口、換気扇

通風口や換気扇は外気を取り入れるため、穴で室内外がつながっています。そのため何も対策をしていないとイタチが侵入してしまいます。

また、換気扇は常に動いているものではないので、止まっているときならばイタチは入り放題です。カバーや金属製のネットで覆いましょう。

屋根の隙間

古い家だけでなく新しい家でも、天災や手抜き工事などが原因で隙間ができているケースがあります。

特に屋根の上に庭木の枝がかかる、電線や隣家の屋根が近い場合は注意。高いジャンプ力を持つイタチは、簡単に屋根の上に上がってしまいます。

エアコンの配管穴

エアコンの配管穴もイタチの侵入経路の一つです。

エアコンは壁に穴を開けて配管を通しますが、穴をパテで埋めていないとイタチの侵入経路になってしまいます。 エアコンパテは経年劣化してしまうので、定期的にチェックをしましょう。

イタチの住処は天井裏と屋根裏にある

僅かな隙間から入ってきたイタチがどこに巣を作るのかを知っておくことは、イタチを駆除するためにはとても重要です。

イタチが巣を作るのは、主に屋根裏と床下です。

屋根裏と床下は、イタチにとって理想的な環境が整った場所だからです。

屋根裏と床下は侵入経路さえ確保してしまえば移動が容易である、という点が共通しています。

さらに、静かで薄暗く雨風も防げます。自然界における天敵である猛禽類やキツネも、人間の家には入ってきません。屋根裏や床下は人間が日常的に行き来する場所ではないので、イタチがいても発見される可能性は低いと言えるでしょう。

また、イタチはネズミを食べます。

同じように隙間から侵入してきたネズミが家の中に住んでいる場合、イタチは餌に困りません。

豊富で安定した餌場はイタチが繁殖する原因の一つです。

安全な住処と安定した餌場を確保したイタチが屋根裏や天井裏で出産してしまったり、他のイタチが侵入してしまったりする可能性があります。

このように天井裏や床下は、イタチが好む住処にぴったり当てはまります。特に気温が低くなると、冬の寒さをしのぐためにイタチの侵入が増えてくる傾向があるようです。

イタチに侵入されないためにも、家の周辺にイタチがいないかを普段から警戒しておきましょう。

イタチ対策4選 追い出しと侵入防止

追い出し方

イタチを追い出す効果的な方法は、忌避剤と光を使った追い出し方です。

忌避剤を使った追い出し方

忌避剤は市販のものと自作できるものがあり、市販の忌避剤は木タールやハバネロ、狼の尿臭でイタチを追い払います。

一方、自作する場合は漂白剤や酢を使用します。新聞紙などに染み込ませて設置するだけです。ただし、自作のものは臭いが弱いので頻繁に取り替える必要があります。

光を使った追い出し方

イタチは夜行性の動物なので、強い光を浴びると驚いて逃げ出します。そのため、光での対策も有効です。

害獣用のライトはソーラー充電式やアラームが鳴るもの、自動点灯するものなど、豊富な機能を持つものが多くあります。

他にも、クリスマスの飾りつけで使うLEDライトを使えば手軽にイタチを追い出せます。

侵入防止

イタチの侵入を防ぐには、「餌を出さない」「侵入経路を塞ぐ」の2つの方法がオススメです。

餌を出さない

雑食性のイタチは家庭菜園の作物や食料品だけでなく、生ゴミも食べてしまいます。

食料品は密封し、家庭菜園や生ゴミの保管場所には忌避剤を撒いておきましょう。

ネズミが住み着いている場合、あらかじめ駆除しておくとイタチの餌を減らすことが可能です。

侵入経路を塞ぐ

イタチの侵入を防ぐには、徹底的に家を調べてネットで隙間を埋める必要があります。イタチは足跡や汚れた体毛の痕跡を残すので、それらを目印にして侵入口を発見できます。

なお、布製のネットだとイタチが破ってしまうので、出入り口には金属製の網をかぶせるのがおすすめです。

まとめ

イタチの侵入経路は3cm以上の隙間があれば侵入することができ、屋根裏と天井裏を住処にすることが多くあります。

侵入してしまったイタチを追い出すには光と臭いが有効であり、侵入経路の封鎖と餌を減らすことで定着を防ぐことができます。

イタチは鳥獣保護法で保護されており、捕獲と駆除には許可が必要です。一般人ができる対策は、追い出しと侵入防止のみとなっています。

自力でイタチを追い払っても被害が再発するようであれば、駆除業者への依頼も検討してみてください。

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