「家の中にイタチが住み着いているみたいだけど、どう対処したらいいか分からない」
「夜中にイタチが暴れてうるさいから追い出したい」
そんな悩みを抱えてはいないでしょうか。
速やかな駆除が必要なイタチですが、専門業者に依頼する前に自分で撃退したいと思うのはごく自然です。そこで当記事ではイタチが嫌がるものと、効果的な撃退法を紹介します。再発防止策も紹介するので、ぜひイタチの撃退に役立ててください。
イタチの嫌がる臭いと撃退法
イタチは嗅覚が鋭いので、強い臭いを利用しての追い出しが可能です。簡単に用意できてイタチが嫌がる臭いを発するものには、以下のようなものがあります。
- 酢
- 木酢液
- 漂白剤
- クレゾール石鹸液
酢はスーパーマーケットで、それ以外のものはドラッグストアやホームセンターなどで購入可能です。
液体をいらない布や新聞紙に染み込ませて容器に載せ、吊り下げたり置いたりしてイタチの巣や通り道に設置し、置いておくだけです。
上記のものは家庭で用意できるだけあって臭いが薄れやすいので、時々臭いを付け直す必要があります。雨が降った後は臭いが薄れている可能性が高いので、定期的なチェックと臭い付けが欠かせません。特に酢や漂白剤は臭いが比較的弱いので要注意です。
もっと手軽にイタチを追い出したい方は、イタチ用の忌避剤をおすすめします。忌避剤はホームセンターで1,000〜3,000円程度で購入可能です。
ジェルタイプと固形タイプの忌避剤は2〜3ヶ月と長期間臭いが持続するので、頻繁な臭い付けの手間が省けます。
スプレータイプの忌避剤は持続時間が短いものの、持ち運び可能で使いやすい点がメリットです。気になる場所に吹きかけて使います。
イタチの嫌がる光と撃退法
夜行性のイタチは強い光を苦手としており、夜間に突然強い光で照らされると驚いてその場から逃げてしまいます。また、明るい場所に害獣は住み着きません。この習性を利用すれば、光を使って簡単にイタチを撃退できるのです。
光を使ったイタチの撃退アイテムは以下の通りです。
- イベント用の電飾
- センターライト
- 防獣ライト
いずれもイタチが苦手な強い光を放ち、様々な色に点滅します。どれもホームセンター等で購入可能ですが、防獣ライトは取り扱い店舗が限られているので事前の確認が必要です。
イベントの時期以外はしまい込んでしまう電飾ですが、長時間の点灯が可能なので常に明るい空間を作れます。
センターライトは人や動物の動きや熱を感知して自動的に照らしてくれるので、夜行性のイタチ対策にはうってつけです。
防獣ライトは屋外での使用が想定されているため、天候の影響を受けずに使えます。赤や青に点滅するものや超音波を発するものもあり、イタチ以外の害獣対策にも役立ちます。
ホログラムシートや不要なCDを使って、ライトが放つ光を反射させるとより効果的です。ライトを使ってイタチを撃退する際は周りに可燃物がないか、使用するライトは発熱しにくいLED電球であるかを確認してください。
イタチ被害の再発防止策
イタチを追い出しても糞尿の臭いが残っていると、戻ってくる可能性があります。イタチの再侵入を防ぐには、掃除と侵入経路の封鎖が有効です。
巣の掃除と消毒
イタチのフンはアレルギーや感染症、カビなどの発生源となるだけでなく、建材を腐らせて家の資産価値を低下させてしまいます。吸い込んだり触れたりすると危険なので、巣を掃除する際はマスクとゴーグルを装着し、長袖長ズボンの服を着用してください。
まずは巣の材料やエサの食べ残しやためていたフンをほうきとちりとりを使って集め、ビニール袋に入れてしっかりと袋の口を閉じます。こびりついているフンは、水で濡らして柔らかくしてから取り除きましょう。
全体を雑巾で拭いたら、最後に消毒と消臭をしてください。ためフンのあった場所の建材が腐敗していたら、交換や修繕をします。
侵入経路の封鎖
イタチがいた痕跡を消したら、次は侵入経路を塞ぎます。
イタチは壁など垂直方向への移動も可能で、泳ぎや木登りも得意です。屋根の隙間から侵入してくるケースもあるので、庭木が屋根にかからないように枝を切ってしまいましょう。壁際にハシゴなど足がかりになるものがあれば片付けます。
イタチは3cm程度の穴があれば簡単に侵入してきます。噛み切られないよう金属製のネットを使い、通風口や外壁の穴を塞ぎましょう。
まとめ
イタチの撃退法と再発防止策は、以下のとおりです。
- イタチは強い臭いと光で撃退できる
- 追い出したあとは巣やフンを片付ける
- 侵入経路を封鎖して再発防止をする
イタチを放置していると悪臭や騒音、住宅の汚損などの被害が発生するので、存在を確認したらすぐに駆除をしましょう。その際はぜひ当記事を参考に撃退と再発防止を行ってください。
自力でのイタチ撃退が不安な場合は、駆除業者への相談をおすすめします。