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ハクビシンの天敵や嫌いなニオイを知って対策しよう

ハクビシンは、家の天井裏に住みつき人間に被害を与えます。糞尿被害、騒音、感染症の媒介、断熱材の破損などの被害が多いです。ハクビシンは、一度住みつくとなかなか出ていきません。特に、冬は天井裏で寒さをしのぐこともあり被害も増える時期です。ハクビシンの侵入を確認したらすぐに駆除の準備をしましょう。

今回は、ハクビシンの天敵や嫌いなニオイを使って対策する方法を紹介していきます。

ハクビシンの天敵は?

ハクビシンの天敵は以下のような動物です。

フクロウ

ハクビシンは地面を移動していることが多く、空中から襲いかかるフクロウには気付きづらいのです。そのため、逃げられずに捕まってしまうことが多く、ハクビシンの天敵です。

ハクビシンがフクロウから逃げにくい理由として、フクロウの飛行能力にあります。フクロウは羽音を立てず静かに飛ぶことができるので、獲物に気付かれずに狩りを行うことが可能です。また、フクロウは「擬態」も得意です。普段は毛で覆われておりふわっとした見た目ですが、敵や獲物を発見すると体を細めて枝に擬態することもできます。警戒心が強いハクビシンも、フクロウの捕獲能力には適いません。

鷹もハクビシンの天敵です。フクロウと同様、鷹は「猛禽類」と呼ばれています。猛禽類は、鋭い爪と嘴を兼ね備えているのが特徴です。猛禽類の中でも、鷹は生態系のトップに君臨しており、ハクビシンも捕食対象です。

鷹は飛行能力に優れており、俊敏な動きをするハクビシンも的確に捕まえることができます。鷹は飛行時の急な方向転換が得意なので、素早く複雑に動くハクビシンでも逃げられないのです。

アライグマ

アライグマはハクビシンの天敵です。アライグマと言えば、昔アニメで有名になったように可愛らしいイメージが強いかもしれませんが、野生のアライグマにとっては天敵です。アライグマは気性が荒いので、人間にも襲いかかってくる危険性があります。ハクビシンもアライグマを見つけると、下手に近づかずに距離を取ります。

アライグマはもともと日本に生息していない動物でした。繁殖能力と環境適応能力にも優れており、アライグマの数が年々増えています。天敵のアライグマの数が増えているので、ハクビシンの数も少しずつ変化してきているのです。

オオカミ

日本ではすでに絶滅してしまいましたが、オオカミもハクビシンの天敵です。オオカミは、肉食で群れを成すという特徴があります。オオカミは非常に獰猛な性格をしており、獲物に対して群れで襲いかかります。場合によっては人間も襲われる危険性があるほどです。群れで狩りをするため襲われた獲物は逃げることが難しく、俊敏な動きが得意なハクビシンでも簡単に捕まってしまいます。

猫もハクビシンにとっては天敵です。猫はハクビシンと同じく、動きが俊敏で気性も荒く、縄張り意識も高いという特徴があります。。ペットとして飼われていることも多いので、家の天井裏を住処にするハクビシンにとっては厄介な存在です。

しかし、猫にとってもハクビシンは天敵です。ハクビシンと喧嘩をして噛まれたり引っ掻かれることもあるので、お互いが天敵同士という関係でもあります。

ハクビシンの嫌いなニオイ

ハクビシンが嫌うニオイには以下のものがあり、侵入対策に効果があります。

ニンニク

ハクビシンが嫌いなニオイで代表的なのがニンニクです。ニンニクは刺激が強くハクビシン以外にも苦手な動物は非常に多いので、忌避剤としても使われています。ニンニクの独特な臭いは、アリシンと呼ばれる成分が関係しています。すり潰したり叩いたりすると、空気に触れて臭いが強くなります。

ハクビシンは嗅覚が優れているので、ニンニクの臭いは刺激が強く非常に効果的です。スーパーなどで販売されているニンニクでも効果があるので、すり潰したり叩いたりして置いておくだけで忌避効果があるのでおすすめです。

木酢液

木酢液は山火事のニオイと似ているので、多くの動物が嫌うニオイです。ハクビシンも木酢液のニオイは苦手なので、忌避効果が期待できます。木酢液は、木を燃やす際に出た煙を冷却することで作られており、燻臭が特徴です。燻煙と同じようなニオイで、人間にとっては刺激が強くありません。しかし、ハクビシンにとっては刺激が強く嫌がるのでとても効果的です。穴を開けたペットボトルなどに木酢液を入れて置いておくだけで、ハクビシン避けになるので試してみてください。

天敵のニオイ

オオカミ、アライグマ、鷹などのハクビシンの天敵の尿のニオイに敏感に反応します。ハクビシンは行動範囲が広く、警戒心が強い動物です。縄張り意識も強く、他の動物が縄張りに入ってくると自分よりも体が大きくても襲いかかります。しかし、天敵となればハクビシンも正面から鉢合わせにならない限り積極的に攻撃はせず、距離を取ろうとします。天敵の匂いはハクビシンの習性をうまく利用できるので、対策に非常に有効なのです。オオカミの尿は市販されているので、簡単に手に入れることができます。多くの動物たちがオオカミの尿のニオイには敏感に反応するので、試してみてください。

ハクビシン対策のポイント

ハクビシン対策をするときは、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。

エサは置かない

エサを置くとハクビシンを引き寄せてしまいます。嫌いなニオイがしてもエサの良いニオイに釣られて集まってくるので、逆効果です。ハクビシンは嗅覚が非常に発達している動物なので、生ごみなどが近くにあるとニオイを嗅ぎつけてやってきます。嫌いなニオイがする所でも、安全だと判断すれば寄ってくるので注意しましょう。

片づけて隠れ家を無くす

ハクビシンは、物影に隠れられる場所を好みます。例えば、草木が生い茂っている所、ゴミがたくさん山積みになっている所などです。ハクビシンは天敵が多い動物なので、身を隠せられる場所は安心感があり居心地がいいのです。そのため、自分の姿が隠れるほどの荷物やゴミ、草木が生い茂っている場所にはハクビシンが寄ってきますので注意してください。

嫌いなニオイは定期的に散布する

ハクビシンは、学習能力と環境適応能力に優れている動物です。一度住み着くとなかなか出て行きません。一度追い払ってもまた戻ってくる可能性もあるため、ハクビシンの駆除には根気と我慢強さが必要です。ハクビシンには出戻りの習性があるので、ハクビシンが嫌いなニオイは定期的に散布するようにしましょう。ニオイなので、時間が経てば効果が薄れてしまいます。1〜2週間程度のペースで定期的に散布すると、非常に効果的です。

まとめ

ハクビシンの天敵は、フクロウや鷹などの猛禽類をはじめ、オオカミ、猫、アライグマなど多岐にわたります。野生化では肩身が狭い動物です。天敵の多さゆえに、人間の住む家の天井を住処にするようになったのかもしれません。

ハクビシンの嫌いなニオイは、ニンニクや木酢液や天敵のニオイなどです。スーパーやホームセンターなど、どれも身近に手に入り簡単に対策することができます。特に天敵のニオイには非常に敏感に反応するので、ペットボトルなどに入れて置いておくだけで簡単に対策できます。一度住み着くと、ハクビシンはなかなか出ていきません。諦めずに根気強く対策を続けることが、ハクビシン駆除で重要です。

本記事を参考に、ハクビシン対策をおこないましょう。

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