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ネズミの習性を知ろう!

家ネズミの習性とビルにおける生態を知っておきましょう。

①夜行性:ネズミは主として夜間に活動しますが、純粋な夜行性ではなく、光の下でもモノが見えるのです。ビル内でも夜間に活動しますが、これは夜間には人間がいなくなり安全で、消灯で暗くなるのが彼らの活動に便利なためと言われています。ちなみに野ネズミの1日の活動の周期性をみてみると、日没後30〜60分の活動が最も盛んであり、ついで日の出前30〜60分に第2のピークを示します。

②五感:ネズミの感覚器官は一般に優れていますが、視覚はそれほど発達しておらず近視です。そして盲目だという説もあり、色の識別は不明瞭です。聴覚はごく小さい音に対してはとくに敏感に反応し、味覚については特殊な反応を示します。すなわち、忌避剤のシクロヘキシイミドは、人間には味を感じさせないのですが、ネズミには電撃的なショックを与えるようです。半面トウガラシのような辛い物は好んで食べ、甘未は特に好物で、塩水に対しては対しては人間ほど敏感ではありません。

③跳躍力:ネズミは跳躍力が優れ、平均的にドブネズミで80センチメートル、クマネズミで90センチメートルは飛び上がり、1.5メートルぐらいの幅を飛ぶ能力があります。高所から飛び降りることもします。10メートルの高所から落ちても傷つきません。また、登はん力にもすぐれ立体的(縦)行動が得意なクマネズミは無論のこと、平面的(横移動)行動が主なドブネズミでも、壁に割れ目があったり、表面がザラザラした壁面ではかなりの高所まで登ります。

④かじる力:これはものすごいもので、ネズミは表面が滑らかでなければ大抵のものは、下あごの門歯を工具のノミのように前後左右に動かして小さな穴を開け、それを手掛かりにがりがりかじって、1日から数日かけて楽に自分が通過できる穴をあけてしまいます。頭さえ入れば楽々侵入し、小さい身体のハツカネズミは直径10ミリメートルぐらいの穴でも楽に通過します。

さらに、ネズミは、もぐらと同じくトンネルを掘ることもできます。もっともトンネルを掘る速さや深さはもぐらにはかないませんが、地面下35センチメートルまでは掘ることができます。

⑤大食漢:ネズミは毎日、自分の体重の3分の1~4分の1の量の餌を食べます。しかもマナーが極めて悪く、一つの食品を全部食べつくさず、次からつぎへいろんな餌を食い散らし、はしご酒ならぬ、はしご食いをします。ともかく大食漢なんですが、反面、上には大変弱く、ドブネズミで3日間、小さいハツカネズミは1日しか絶食に耐えられず餓死するという大きな弱点があります。

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