駆除Info | 害獣駆除は自分でできる?対策アイテムや注意点を紹介 害獣

害獣駆除は自分でできる?対策アイテムや注意点を紹介

ネズミ、アライグマ、コウモリなど、日本には家に棲みつく害獣がたくさんいます。もし、あなたの家に害獣が棲みついたらどうしますか?自分で駆除するか業者に頼んで駆除してもらうかの二択だと思います。今回は、自分で害獣を駆除する際のアイテムや、駆除する際の注意点などを紹介します。

害獣駆除は自分でできるのか?

自分で害獣駆除をおこなう場合、害獣を追い出すことはできても捕まえて殺処分することはできません。なぜなら、害獣は「鳥獣保護法」という法律で守られているからです。業者は害獣を駆除する際、役所などの行政から許可を得てから行います。また、イノシシや熊といった大型の害獣は、猟具なども必要です。猟具を使った駆除には「狩猟免許」も必要になってきます。一般人が害獣を駆除するのはとてもハードルが高いのです。しかし、家に棲みつく害獣を追い出す程度であれば、法律違反ではありません。害獣の種類によって効果的な道具を選び追い出しましょう。

害獣を追い出す対策アイテム

害獣を追い出すには、以下のアイテムが効果的です。

●センサー式アラーム

●センサー式防獣ライト

●忌避剤

●燻煙剤

●超音波発生装置

●ウルフピー

センサー式アラーム

センサー式アラームは、反応するとアラーム音が鳴って害獣を追い払うアイテムです。電池式とソーラー式があります。屋根裏に侵入するイタチやアライグマなどには、電池式がオススメです。音に敏感なイタチ、ハクビシン、アライグマなどには非常に有効です。しかし、慣れてくると反応をしなくなります。

センサー式防獣ライト

センサー式防獣ライトは、感知するとライトが点灯するアイテムです。こちらも電池式とソーラー式があります。畑などに侵入してくるハクビシンやイタチなどは、光に敏感に反応するので有効です。しかし、光に慣れるとライトが点灯しても逃げなくなります。また、屋根裏などの見えないところに仕掛ける時は、定期的に作動しているかチェックしましょう。

忌避剤

忌避剤はネズミやイタチ、ハクビシン、アライグマなど幅広い害獣に有効です。ヒノキや唐辛子などの害獣が苦手な成分がブレンドされており、多くの害獣に効果を発揮します。芳香タイプの物が多く、置くだけで追い払うことができるため手軽です。

くん煙剤

燻煙剤は煙で追い払うタイプのアイテムであり、多くの害獣に対して高い効果を発揮します。利用時は煙が多く発生するため、周囲に迷惑をかけないように気を付けましょう。くん煙剤のメリットは、細かな隙間にも煙に乗って有効成分が行き届くので狭い場所に潜んでいる害獣を追い出すことができます。使用時は大量の煙が発生するので、くん煙剤を付着させたくない物は室外へと出しておきましょう。

超音波発生装置

超音波は害獣にとって騒音となるので有効です。人間は聞き取れない周波数でも害獣たちは聞き取ることができます。音に敏感な猫、ネズミ、アライグマ、カラスなどに有効です。初めは超音波装置の周りに寄り付かなくなりますが、何日かすると慣れて寄ってくる害獣もいるので注意してください。

ウルフピー

ウルフピーとは、オオカミの尿のことです。オオカミは多くの動物から天敵として恐れられており、尿の匂いに他の動物達は敏感に反応を示します。害獣もオオカミの尿の匂いには敏感に反応し、距離を取るようになります。ウルフピーを使う際には、匂いに気を付けましょう。オオカミの尿は独特の香りがするため、衣服につくと匂いが残ることがあります。シミが残ってしまう場合もあるので注意してください。

自分で追い出し作業をする際の注意点

自分で追い出し作業をする際はどのような点に注意して行えばいいのでしょうか。追い出し作業時の注意点について解説します。

素手で絶対に触らない

対策アイテムなどに素手で触れると、薬剤が付着している場合があるので注意が必要です。薬剤によっては、アレルギー反応などを引き起こし体調の異変が起こる場合もあります。個人差はありますが、薬剤に触れたことで肌が赤く腫れ痒みや痛みを伴うこともあるので素肌の出ない衣類を着用してください。

マスクやゴーグルも着用する

追い出しを行う際はマスクとゴーグルを着用します。目や鼻からも薬剤が入り込む可能性があるため着用を徹底してください。また、薬剤以外にも害獣の持っている病原菌を吸い込んでしまう可能性があります。害獣の糞尿は、乾燥すると粉末状になって空気中を舞います。粉末状になった排泄物には病原菌がたくさん含まれており、肺炎などの感染症に感染する可能性があるので危険です。手袋以外にも、マスクやゴーグルもしっかりと着用しましょう。

周囲の安全確認をしっかりと行う

追い出し作業を行う際は、周囲の安全確認をしっかりと行いましょう。特に、匂いや煙を利用したアイテムでは薬剤が付着するリスクがあります。また、くん煙剤は多くの煙が発生するので、隣近所からのクレームなども考えられます。周囲に迷惑をかけないように、しっかりと安全確認をしてから追い出し作業を行いましょう。

まとめ

害獣は自分で追い出すことはできても、駆除することはできません。「鳥獣保護法」と言われる法律で守られているので、許可なく勝手に駆除をすると法律違反になってしまいます。自分で追い出し作業をするには、害獣の種類を特定して有効なアイテムを使い追い出すことが重要です。作業をする際には、手袋やマスク、ゴーグルなどで素肌をしっかりと覆い周囲の安全確認をしてから行うようにしてください。

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